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吉良吉影は静かに暮したい その1

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3人のOLから昼食に誘われる吉良だが

書類を届けるという理由で誘いを断り、その場を離れる

あとから来たスーツの男が吉良を紹介している

男「「どこかに行こうぜ」って誘っても楽しいんだか楽しくないんだか…」
 「『吉良吉影』 33歳 独身」
 「仕事はまじめでそつなくこなすが今ひとつ情熱のない男……」
 「なんかエリートっぽい気品ただよう顔と物腰をしているため女子社員にはもてるが、会社からは配達とか使いっ走りばかりさせられているんだぜ」
 「悪いやつじゃあないんだが」
 「これといって特徴のない……影の薄い男さ」

 【吉良吉影プロフィール】←吉良の性格を知りたい方こちら

サンジェルマン(パン屋)に入りサンドイッチコーナーで物色中の吉良

またもや女性に話しかけているそぶりを見せ、スーツの内ポケットから

赤いマニキュア薬指に指輪をした女性の左手首をのぞかせる!!

その手首で陳列されたサンドイッチをラップの上からなでる吉良

ナデ ナデ

吉良「ほら…どれが食べたい?」

またも手首に話しかけている。

グニ ムニゥッ 

ムニュゥ ムニュン

ブス!


ブチュ ブチッ ブチュ

事故的に手首でラップに穴を開けてしまった吉良

吉良「行けない子だ………」 

サンドイッチから手首を抜き、ソースでベトベトになった指先を見つめる

パクッ

シャブ シャブ

チュバ チュバ

ペロン

ペロン ペロン

また手首にヒソヒソ声で話しかけ、サンドイッチを買っていった吉良

清々しい日光のもと、道端の芝生に座り、木にもたれ木漏れ日の中

女性の手首にサンドイッチを持たせ一口目を食べる吉良

吉良「美しい町だ………杜王町……」

モグモグ

二口目をかじろうとした時、女性の手首のにおいに気付いた

クン クン クン

消臭スプレーでにおいを消す吉良

シュッ シュッ

吉良「………ちょっと臭ってきたか………」
  
  「この女ともそろそろわかれ時かな、手を切る時期か…」

  「…「手を切る」……クククク…」

  「またどこかで旅行なんかしている新しい女の子を見つけてくるか………」



カサッ

背後から物音、急いで手首をサンジェルマンの紙袋に隠す吉良

そこには犬が。 サンドイッチの香りにつられて近づいていた

ギラン!

吉良が犬を目で威圧すると犬はおびえたようにその場を去った

吉良のさらに背後に仗助、億泰、重ちぃ(矢安宮 重清)の3人が会話をしている

仗助・億泰は重ちぃのサンジェルマンのサンドイッチを羨ましがっている

重ちぃは仗助・億泰にお金を貸して、その事実をメモっているそのとき

重ちぃのサンドイッチを吉良が追い払った犬が紙袋ごとくわえて行ってしまった

重ちぃはサンジェルマンの紙袋が無くなっていることに気付き周りを見渡す

目についたのは吉良が買ったサンジェルマンの紙袋だった

その紙袋を自分のものだと勘違いした重ちぃは持って走って行ってしまう

ド ド ド ド ド ド ド ド 


ドン

吉良「こ…これはッ!?」

走り去る重ちぃ
周りを見渡すと
犬が紙袋(重ちぃ)を破って中のサンドイッチを食っていた

  

冷や汗をかく吉良

吉良「なんだと〜〜〜〜〜」

  「あの小僧! 袋を勘違いして持っていったのか!」

  「まずい…あの『袋』をあけられたら………」

ド ド ド ド ド ド ド


吉良吉影は静かにくらしたい その@  終


今回から「批評」は追記のかたちで書くことにしました。



【批評を読む】
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posted by 真 at 16:00 | Comment(0) | ジョジョの奇妙な冒険 37巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月09日

吉良吉影は静かに暮したい その2

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吉良心の声「『彼女』は私の買ってやった『指輪』をしているッ!」
       「警察の捜査力ならあの『指輪』から このわたしまでたどって来るのは時間の問題だ…」
       「…彼女の指紋もある…」
       「この『吉良吉影』………15年前から『手がかり』ひとつ残したことはないが…」
       「よりによってあんな小僧に勘違いとはいえ持っていかれるとは…」

どうするか!?
 

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


          「しかし・・・この小僧と会話をすることは避けたい…」
       「万が一の時のために ――もし彼女を見られた時のために ――顔を覚えられるのは非常にまずい」     
 

重ちぃの後ろを歩く吉良

          「ひったくる しかないな……」
       「それも気づかれずにクスネとるのがベストだが…………」


重ちぃの持っている女性の手首が入ったサンジェルマンの紙袋にジリジリと手を伸ばす吉良

サンジェルマン(パン屋)から出て来た仗助・億泰が重ちぃにサンドイッチがすでに売り切れていることを悔しそうに告げる

サッ

吉良の伸ばした手が空振りする

重ちぃを横目ににらみつける吉良

仗助・億泰・重ちぃの3人が昼食の話をしている
重ちぃが中等部の体育準備室に忍び込みそこでの紅茶&昼食を提案する

遠慮し飲み物を買いに行く仗助・億泰

重ちぃが振り返ると

ドン

   

吉良にぶつかった サンジェルマンの紙袋に手を伸ばそうとする吉良

重ちぃ「どーも失礼しましたど」 サ! パッ
   「つい うっかりよそ見してましたど ゴメンナサイ」  ペコリッ

ぶつかったことを謝った重ちぃはそのまま中等部へ走って行った

吉良心の声「まずい…」
       「友達と別れたのはいいが 学校に戻って行くぞ…」
       「学校内で『昼めし』を食う気だ どーする?」
       「『重ちー』とか呼ばれていたな…」

       「間違いなくあの小僧は数分のうちに『袋』をあける…」
       「学校内は生徒が大勢いる……」
       「わたしのような会社員は目立つ……」
       「まずいぞ」


吉良「非常に……まずいぞ…」

冷や汗をかく吉良 しかし次の瞬間には汗は引いていた

重ちぃが体育準備室に忍び込み積み上げられた体操のマットに腰掛ける

ペリ ペリ

ペリッ

ド ド ド ド ド ド ド

ド ド ド ド 


吉良も同じように体育準備室に忍び込む

ド ド ド ド ド
 

紙袋に手を入れかけた重ちぃ

重ちぃ「おっと! そーだったどッ!」

思い出したように紙袋から手を抜きコーヒーを沸かしに行く

跳び箱の影に潜んでいる吉良

吉良「…………………………」
   「運がよかったな… 重ちーくん……」
   「中身を見ていたら」
   「『始末』しなくてはいけないところだった」


サンジェルマンの紙袋に手を伸ばす吉良

その時!!!!

「おい仗助! ここだぜッ! 中等部の体育準備室はッ!」

   !!

ビグッ

ド ド ド ド ド ド ド


仗助・億泰までもが体育準備室に忍び込んでくる

吉良心の声「なっなにィ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
       「こ…いつら ――『ここには来ない』と言ってたはずなのに………!!」

 
どうやら弁当が500円したので仗助と億泰は飲み物は買っていなかったらしい
だからコーヒーを飲みに体育準備室に来た

ゴ ゴ ゴ ゴ


吉良「………………………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


すでに跳び箱の中へ身を隠していた吉良

焦っていた

吉良心の声「どうする………」
       「ひとり程度なら『始末』することもできるが………」
       「『3人』はやっかいだ…」

       「なんとかして…

       「なんとかしてこのハードな危機を乗り越えなくてはッ!」
       「くそッ! 『彼女』があと数十センチのところにいるというのに……」


ドガッ

          「!?」

仗助が跳び箱の上に腰掛けた

          「くっそ〜〜〜〜〜〜〜〜」
       「こ…こいつ…この上で『弁当』を食う気かッ!」
       「このままでは全員の前で『袋』をあけられてしまう…」


あしもとに針金ハンガーを見つけ ねじられている部分をほどき ハンガーを一本の針金にする吉良

          「これなら…『袋』までとどくぞッ!」
       「この針金で『袋』をひきよせてこの跳び箱のスキ間からひっぱり込める」

       「箱に乗ってるヤツは…『仗助』とか呼ばれていたな…」
       「こいつは向こうを向いて座っている……」
       「『億泰』とかいうヤツからは『袋』は見えない!」


スッ

スイ!

吉良「やったぞ!」
   「とどいたぞッ!」


ググィッ

跳び箱に引き寄せられるサンジェルマンの紙袋

ペリ ペリ ペリ
ペリ ペリ

吉良心の声「な…なに…!!」
       「シ…シールの粘着が…!!」

       「弱くなっているッ!」

 
ペリ  ペリ

          「2度ほどはがしたからだッ!」

ベリッ

ドサァ

吉良「しまった!」

落ちた紙袋

紙袋の開いた口からちらりと手首が見える・・・



吉良吉影は静かにくらしたい そのA  終



【批評】
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posted by 真 at 14:20 | Comment(0) | ジョジョの奇妙な冒険 37巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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